横浜市内のグラウンドにはテレビカメラ5台、報道陣約40人が詰めかけ「こんなに祝福されて幸せだね」と目を細めた。
好物のおはぎや花束、特大ケーキなど数々のプレゼントに囲まれるなど、その人気は衰え知らずだ。
3月8日の湘南との開幕戦に出場すれば、かつて一緒にプレーしたラモスの41歳9カ月5日を抜き、J1を含めリーグ最年長出場記録を更新する。
「日本サッカーで42歳を越えた選手はいない。未知の世界だけど、ただやるだけじゃ周りも納得しない。プロとして質の高いプレーを見せたい」と決意を新たにした。
横浜FCの樋口監督も「42歳とは思えない充実ぶり」と認める。
開幕前に故障した昨季とは明らかに違う。
「ここ数年で状態は一番いい。どれだけできるか楽しみだし、自分自身に期待している」。
前人未到の領域に踏み込む“キング・カズ”のプロ24年目のシーズンが間もなく始まる。
メキシコオリンピックの銅メダル以来、低迷していた日本のサッカーに新風を吹き込んだパイオニアとして出来るだけ長くプレーしてほしい。
やはり「カズ」は俺たちのアイドルだったから。。。